夜分に吸血失礼します。4話あらすじ・ネタバレ「トイレで男の指をしゃぶることに!?」

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コアコミックス発行の漫画『夜分に吸血失礼します。』。吸血鬼になった中年サラリーマンの葛藤と、サイコな後輩との危ういかけ引きを、ネタバレありでご紹介します。

前話では、サイコパスな山寺くんの人となりが描かれ、ふたりの関係性がより一層深まりました。では、ふたりのバディが、仕事上でどうなるか。「夜分に吸血失礼します。」4話のあらすじ、感想、見どころをご紹介します!

目次

【夜分に吸血失礼します。】4話のあらすじ

吸血鬼ながら、会社員として働く主人公「小夜さん」。4話では、後輩の「山寺くん」と一緒に、取引先の会社に訪れます。

その日面会する相手は、取引先の社長。そのため、ふだん小夜さんが牙を隠すためにしているマスクは、失礼なので着けられません。この状況に小夜さんは、吸血鬼と隠し通せるか不安なようす。

ふたりは、面会を何事もなく終えられるでしょうか?

バケモノとからかう山寺くんの言葉が現実に

小夜さんは、数日間も血を飲まず、飢えた状態です。そんな状態で、女性に密着する状況になり、吸血鬼の本性が現れかけてしまいます。

バレるかもしれないという小夜さんの不安を、山寺くんは小馬鹿にしています。というのも、小夜さんが飢えているのは、人間の血を飲むことを未だに嫌悪しているからです。つまり、小夜さんの意地が、逆に状況を悪くしている。「我慢しつづければ、いずれ歯止めがきかなくなってバケモノになる」と、山寺くんは小夜さんをからかいます。

そして、山寺くんのからかいも現実味を帯びることに。エレベータに乗ったとき、女性と密着することになった小夜さんは、女性の首筋を前に、理性を失いかけてしまいます。

我慢すればするほど、ますます気になって気が気でなくなる。たとえば「お菓子を食べたい!」と思ったときに、こんな気持ちになるのではないでしょうか。そんなとき、理性で抑え込むか、それとも食べたい分は食べてストレスを減らすか……。皆さんなら、どちらが正解だと思いますか?

一息ついて光明を見出す

山寺くんのとっさの機転で、ふたりはトイレに逃げ込みます。そこで、小夜さんがバケモノではない証拠に気づき、ホッと一息つくことに。

どうやら小夜さんは、完全に吸血鬼になっていないようです。吸血鬼の伝説の一つに、「鏡には映らない」という条件があります。ところが小夜さんは、トイレの鏡に映っている。これを知って、小夜さんはホッと一息。

「自分はまだバケモノじゃない」と安心します

ここで面白いのが、小夜さんの気持ちの変わりようです。ついさっきまで、人の道の踏み外す寸前の状態だったのに、ちょっと安心材料が見つかっただけで、それに安住してしまう。見ているこちらも、ホントにそれでいいのか……?と若干不安に思ってしまいますね。

なにせ、「我慢し続ければ、歯止めがきかなくなる」ことへの何の解決にもなっていないわけですから。小夜さんが正気に戻ってホッとするシーンでもありますが、不安も感じてしまいます。

バケモノなりの生き方を身に着ける

能天気に安心している小夜さんの目を覚ましたのは、山寺くんです。山寺くんは小夜さんに強引に血を飲ませ、バケモノである自覚を植え付けようとします。

小夜さんの能天気さにあきれた山寺くんは、小夜さんをトイレの個室に押し込みます。そこでなんと、無理やり小夜さんの口に指を押し込み、血を飲むよう煽る。「血を飲むバケモノである以上、普通じゃないのを受けいれろ」と、吸血鬼である自覚を持たせようとします。

こうした山寺くんの威圧的な態度に、小夜さんも負けてはいられません。山寺くんの指に噛みつき、負けじと血を飲みます。こうして血を飲んだ後の小夜さんは、完璧に仕事をこなす頼れる上司。

人としてまともでいるために、バケモノであることを受けいれる。それが、小夜さんの選択でした。

小夜さんにとって一歩前進となる決断ながら、奈落への一歩でもあるかもしれません。今回、まだ吸血鬼になりきっていないことが分かった小夜さんは、人間に戻れる可能性を見出します。

こうして吸血鬼らしくなりつつありながら、人間に執着する。つまり、人間にも吸血鬼にも、味方がいない立場になっていくんですね。

【夜分に吸血失礼します。】4話の見どころ

表向きの顔と、裏向きの顔が、鮮やかに描かれる「夜分に吸血失礼します。」4話。見どころは、小夜さんの吸血鬼としての葛藤が、山寺くん有りで描かれることです。

物語はじめの1話でも、小夜さんの吸血鬼としての葛藤は描かれました。ところが今回は、山寺くんがいる。この強引な山寺くんがいることで、ようやく小夜さんは、吸血鬼であることに自覚を持つことができました。

サイコパスかと思われた山寺くんですが、こうして小夜さんにいい影響を与えていることがうかがえます。

もし今回、小夜さん一人だったらどうなっていたでしょうか?途中、自分が吸血鬼になりきっていないとわかった時点で、安心してしまう。そして、血を飲むのを我慢して、もっと大変なことになる。

いまだにいがみ合っていて、正反対な二人。それでも互いを補い合っている。ますます深みを増すふたりの関係性は、必見です。

【夜分に吸血失礼します。】気になる続きは?

社外での困難を乗り越えたふたり。次話では、社内の人間相手に、吸血鬼の本性を隠しとおせるか問題になります

問題の相手は、小夜さんの知り合いの女性社員。対する小夜さんは、2週間も血を飲んでおらず、限界に近い状態です。いきなり訪れるピンチに、小夜さんはどうなるか。次話で明らかになります!

今回ご紹介した、小夜さんの葛藤。実際にこのスリルを味わいたい方は、「夜分に吸血失礼します。」4話が収録されている、単行本1巻をオススメします!

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