月刊コミックゼノンで掲載されている漫画『テンゲン英雄大戦』。現在、第2巻が発売中です。
3話では、信長は孔明の領地へと攻める事にし、家臣達と共に作戦を練ろうとしていました。
どんな作戦を練るつもりなのでしょうか?
気になる4話の、あらすじ・ネタバレ込みの感想と、見どころを紹介します!
【テンゲン英雄大戦】4話あらすじ・感想
チノーとマランカの間に陣を敷いた孔明軍。
そこへ信長からお土産が届き、中身の女物の服でした。
しかし、かつて何度も戦いを交えた司馬懿(しばい)に対して挑発するために同じ事を行った孔明は気にしていない様子。
織田信長と言う男
本陣にいた武蔵は「織田信長らしいな…」と呟いたので、孔明は信長について尋ねます。
信長は鉄砲と言った最先端の戦術を迷いなく取り入れ、楽市楽座と言った常識を破壊するような施策を行い、勝利するためにどんな手も使う人物だと説明する武蔵。
実際、信長は鉄砲で武田騎馬隊を破り、楽市楽座で国を豊かにし、逆らう者は誰でも手にかけていましたしね。
話を聞いていた孔明は厄介だと呟き、同じく本陣にいたウィリアムも同意見でした。
武蔵は例え厄介な相手でも勝負を避けるわけにはいかないと言います。
例え信長じゃなくても、誰かが戦を仕掛けて来た場合、立ち向かわないといけないわけですし、厄介だからと避けるわけにはいきませんしね。
そして信長軍が向かっているのはワイターレの隘路(あいろ)でした。
しかし、ワイターレは断崖絶壁の天然の関所となっていて、変人じゃない限りそこへ行こうと考えない場所だったのです。
話を聞いていた武蔵は大笑いし始めると、信長の事を大うつけと言っていたのを思い出したと言います。
その事を知った孔明は何処か腑に落ちた表情をしました。
士気を高める
その頃、ワイターレの隘路へと進軍中の信長軍。
オッポは初めての戦なので緊張から武者震いを起こしていて、何とか抑えようとします。
オッポは戦争のない時代に生まれた人物なので、武者震いを起こすのも当然でしょう。
そこへ信長が金ぴかの鎧を身に纏いながら登場し、オッポを始めとした者達は信長の姿を見て、見惚れます。
信長はかなり派手な鎧を着ていたそうですので、見惚れるのも無理ないでしょう。
部下達よりも高台に立った信長は彼らに対し、この世界に来てから古い国を滅ぼして新たな国を誕生させたが、まだ目的を果たせていないと言います。
自分や部下達が目的を果たすためには天下を取るしかないと言って、士気を高めました。
この発言により、部下達はやる気に満ち溢れ、雄たけびを上げます。
この雄たけびは孔明軍の方まで届いていました。
余りの大きさに孔明も驚きを隠せていませんでした。
戦では士気が高い方が有利なので、もしかしたら序盤は信長軍が主導権を握りそうです。
布陣
オッポはいよいよ信長と孔明が戦うんだと思っていました。
攻め込んできた信長軍は5万人であり、信長、オッポ、近藤は本陣にいて、ベケットが先鋒を務めています。
対する孔明軍は4万8千人であり、孔明とランスロットが本陣に控え、先鋒は武蔵、スパルタクス、ベンケイが務め、中央にはウィリアムが控えていました。
【テンゲン英雄大戦】4話見どころ
4話の見どころは、合戦自体は始まっていませんが、既に勝負が始まっている事でしたね。
信長は孔明相手に女物の服を届けました。
意味としては「お前は女々しい奴だ」と挑発し、孔明軍を怒らせてワイターレの隘路へと進軍させる事だったのでしょう。
ワイターレの隘路は断崖絶壁に覆わられているので、大軍が一気に攻め入る事が出来ず、少しずつ進軍せざるを得ないので、何とか突破してきたところを信長軍が叩こうとしたのだと思います。
しかし、孔明軍がその気にならなかった事から作戦は失敗しましたが、信長は兵士達に対して鼓舞して士気を高めました。
士気を高める事で、行われる戦を有利に進めようとしたのでしょう。
【テンゲン英雄大戦】気になる続きは?
次回ではいよいよ戦が始まると思いますが、信長は何としても孔明軍を自分の陣地へと引きずり込もうとするでしょう。
真っ向からぶつかろうとは思っていない筈です。
そのため、僅かな兵だけ差し向けてある程度攻撃させて撤退させ、孔明軍をおびき寄せようとするんじゃないでしょうか。