2024年1月26日、ドラマ「セクシー田中さん」では漫画を大きく改変された脚本が毎回提出されていたと、原作者・芦原妃名子さんが自身のX(twitter)で公表し話題になっています。
ドラマ「セクシー田中さん」では、脚本家の相沢友子さんが脚本を担当。
相沢さんは自身のインスタグラムで、ドラマの9話と10話の脚本を原作者に奪われたという内容の投稿をしていて物議を醸しているんです。
しかし、その後相沢さんが「セクシー田中さん」9話と10話を執筆することができなくなった理由が、相沢友子さんによる原作内容の改変によるものだったと判明。
「セクシー田中さん」の原作漫画ファンからは、「どうして原作クラッシャーの相沢友子さんに脚本を書かせたんだ」と不満の声も…
原作漫画の内容が大きく改変されていたという、ドラマ「セクシー田中さん」。具体的にどこが改変されていたのでしょうか?
そこで今回は、
- 「セクシー田中さん」原作改変は何か所?
- 「セクシー田中さん」原作者激おこの改変シーンを画像で比較
などについてまとめますので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
【セクシー田中さん】 原作改変で原作者激おこ!
2024年1月26日、「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんがX(twitter)で声明を発表しました。
「セクシー田中さん」
— 芦原妃名子 (@ashihara_hina) January 26, 2024
原作者の芦原妃名子です。
《ドラマ「セクシー田中さん」について》
色々悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、小学館とご相談した上で、お伝えする事になりました。
自身のブログ…
ドラマ『セクシー田中さん』の放送は、2023年12月24日で終了しているのですが、放送終了から1か月も経ってからの原作者の異例の声明発表。
一体何があったのか調べてみると、原作者の想いを無視したドラマの脚本が何度も提出されていたみたいなんです。
何度言っても原作を改変した脚本が提出されたため、最終的に原作者の芦原さんはドラマの第9話と最終話の脚本を自ら執筆することにしたそうです。
《日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は9話、10話の脚本には関わらないと伺ったうえで、9話、10話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、という解決策となりました》
引用元:X
「セクシー田中さん」の放送終了から1か月も経った今、どうして芦原さんがこのような声明を発表したのか疑問だったんですが、どうやら背景には脚本家・相沢友子さんのインスタ投稿があるみたいなんですよね。
脚本家・相沢友子さんがインスタに投稿していた文章。原作者の芦原さんが最終話の脚本を書くことを要望したと、不満そうな感じを受けますよね。
相沢さんのインスタ投稿では背景に原作者の想いを無視した大幅改変された脚本があったことなんて、全く触れられていません。
恐らくですが、このインスタ投稿が原作者の目に入り、原作者は声明を公表したんじゃないでしょうか。
「セクシー田中さん」の最終回に違和感を感じたというファンも多かったので、最終話の脚本を執筆した原作者の芦原さんがファンに謝罪をしたいという気持ちもあったのかもしれません。
原作者が「大幅に改変されていた」という『セクシー田中さん』ですが、具体的にどこが改変されていたのでしょうか。
詳しく見ていきたいと思います。
【セクシー田中さん】原作改変は何箇所?原作者激おこの破壊シーンを画像で比較
「セクシー田中さん」の原作者が訴えている、原作を大幅に改変されたというところは3カ所ありました。
- 漫画であえてセオリーを外していて描いた展開を、よくある王道の展開に変えられた
- 個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別キャラに変更された
- 「性被害未遂、アフターピル、男性の生きづらさ、小西と進吾の長い対話」などの漫画『セクシー田中さん』の核として大切に描いたシーンは大幅にカット。
上記は、原作者の芦原さんご本人がX(twitter)で明かしていた、改変部分になるのですが、他にも細かいところはたくさんあったそうです。
原作を読んでからドラマを視聴した人が感じた原作とドラマの違いを調べ観ると、こちらも3カ所あって…
- ドラマの「田中さん」が原作漫画よりかなり美人になっているところ
- 田中さんの正体がバレるシーンの違い
- 朱里が田中さんに興味を持つ過程の違い
以上の点を挙げている人が多かったです。
ドラマの「田中さん」が原作漫画よりかなり美人に激変
漫画「セクシー田中さん」の田中さんとドラマ「セクシー田中さん」の田中さんを画像で比較してみます。
木南晴夏主演でマンガ「セクシー田中さん」ドラマ化、地味OLが夜はベリーダンサーに(コメントあり)https://t.co/6NPu6WpNyQ#セクシー田中さん #木南晴夏 #芦原妃名子 pic.twitter.com/8eXMrUdQSt
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) July 31, 2023
原作漫画での田中さんの年齢は40歳で細眉に細い目…とても幸薄そうなおばさんなんですよね。
一方ドラマでの田中さんを演じたのは木南晴夏さん。木南さんの年齢は38歳と原作漫画の田中さんに近い年ですが、全くおばさんぽくありませんよね。
木南さんに幸薄そうな雰囲気は皆無!
もちろん、ドラマでは幸薄いキャラを演じられていましたが、それでも原作漫画の田中さんとは大違いです。
この雰囲気の違いに、原作のファンは違和感を持ったようでした。
ただ、漫画のキャラクターと実際に演じている俳優さんとのイメージが多少違うのは仕方がないことです。
漫画のキャラと俳優のイメージの違いについては、原作者は何も触れていませんのでこちらはファンが感じた違和感になります。
田中さんの正体がバレるシーンの違い
ドラマと原作では、田中さんが朱里にSaliだとバレるシーンが違っています。
#セクシー田中さん
— つぶあん (@CookieAnnPuppy) October 22, 2023
セクシーダンサーSaliさん、硬直・・・😂
一方、ある意味ちょっと「恋しちゃった」的な朱里
この時は正体分かってなかったけど
脳裏にSaliの全身のフォルムというかシルエットが
深く刻み込まれちゃったんだね😊#木南晴夏 #生見愛瑠 pic.twitter.com/9WwrhBkNRZ
原作漫画では、田中さんの体型などからベリーダンサーのSaliが田中さんだということを朱里は一瞬で見破っていました。
しかし、ドラマではダンスを見ただけでは田中さんと気づかず、数日後会社の更衣室で田中さんが髪を解いている姿を見て気づいていました。
朱里が田中さんに興味を持つ過程の違い
ドラマ「セクシー田中さん」では、朱里が田中さんに興味を持つまでの過程が省かれているように感じました。
セクシー田中さん、朱里が田中さんに憧れる過程をもう少し丁寧にやった方が良かったんじゃないかなあと思う。せめて2話くらいは使って。この話の軸の一つだろうし。
— 1007 (@x85VgYt3Tq7Iwyz) October 29, 2023
原作漫画では、朱里が田中さんに興味を持ち自立しようと行動するまでの過程が丁寧に描かれているのですが、ドラマでは共感したり感動したりといった部分が省略されていたようです。
これは推測になってしまうのですが…漫画で描かれていた登場人物の不器用で、失敗して傷つきながらも自分と向き合って成長していく過程が脚本では省かれてしまっていた。
そこに原作者は納得できなかったのではないでしょうか。
【セクシー田中さん】原作改変は何箇所?のまとめ
今回はドラマ「セクシー田中さん」で原作漫画との違いは何か所あるのかについてまとめました。
ドラマと原作漫画での改変部分は、複数あって何か所あるのかはっきりとはわかっていません。
原作者の芦原さんが改変されていたと指摘した部分は3カ所、原作を読んだ人がドラマで感じた違和感は3カ所あることがわかっています。
細かいところを入れるとたくさんあるという改変箇所。その多くは、登場人物のキャラ設定だったり、原作漫画で描かれていた繊細な登場人物の成長過程などだったのではないかと思いました。