2023年8月14日、作家の長尾彩子さんが急逝されたのですが、その死因が自死だったことがわかりました。
長尾彩子さんが自死した理由については、長尾さんの夫がX(Twitter)でコバルト・オレンジ文庫の担当編集者からのパワハラだったと明かしています。
長尾さんの夫によると、長尾さんは担当編集者からのパワハラが原因でPTSDを発症し、治療の甲斐なく自らの命を絶ってしまったとのこと。
長尾彩子さんが自ら死を選ぶほどのパワハラの内容とはどんなものだったのでしょうか。
また、コバルト・オレンジ文庫が作家に対するパワハラを放置しているというファンの証言もあり気になります。
今回は、長尾彩子さんにパワハラをしていた担当編集者の名前や顔画像、暴言の内容などについてまとめます。
長尾彩子さんにパワハラした担当編集者の名前は?
2023年11月7日、コバルト・オレンジ文庫で執筆していた長尾彩子さんの夫がX(Twitter)で長尾彩子さんが自ら命を絶っていたことを明かしました。
妻はコバルト・オレンジ文庫で執筆していた折、デビュー当時から変わらなかった担当編集さんから日常的に罵詈雑言を浴びせられていたことが原因でPTSDを発症し、治療の甲斐なくこの夏にみずから命を絶ちました。
— 長尾彩子『千早あやかし派遣会社』等 (@NagaoAyako) November 7, 2023
出版業界でこのような悲劇がもう二度と起こらないことを自死遺族として切に祈ります。
長尾彩子さんのご遺族によると、長尾さんはデビュー当時からある担当編集者から日常的に暴言を吐かれ続けていたそうです。
なんでもその担当編集者は長尾彩子さんが22歳の時からの担当で、8年間に渡り長尾さんの担当をしていたとのこと。そして、長尾さんに対して8年もの間パワハラをし続けていたというのです。
ご遺族によると、長尾彩子さんを死に追い詰めた編集担当者は現在もまだオレンジ文庫に在籍しているといいます。
長尾彩子さんに日常的に暴言を吐いていた担当編集者が誰なのか、名前や顔画像を調べてみましたが担当編集者の名前などの個人情報は見つかっていません。
ただ、パワハラをしていた編集者の上司の可能性がある人物について、X(Twitter)に情報が投稿されていました。それがこちらです。
(て)さんは上司というか、一昨年くらいまでコバルト=オレンジ文庫の編集長だった人ですよー
— 雪華 (@kazahana_hirari) November 9, 2023
うろ覚えですが5〜6年は手賀編集長だったような?? 結構ながかったです
いつのまにか消えたなと思ったらデジマ編集さんに転生していらしたんですね
上記の投稿によりますと、デジタルマーガレットの編集者(て)さんが、一昨年くらいまでコバルト・オレンジ文庫の編集長をされていたようです。
(て)さんというのは、オレンジ文庫で編集長をされていた手賀美砂子さんのことです。手賀さんは、1993年に集英社に入社後にコバルト文庫編集部に配属され、オレンジ文庫の立ち上げから編集長を務めていました。
1993年に集英社に入社して、コバルト文庫編集部に配属されました。ここで10年間小説の編集者として仕事をして、その後マンガ部門に異動。そして再びコバルト文庫に戻り、オレンジ文庫の立ち上げから編集長を務めています。
引用元:ぴあ
上記の記事は2021年のものなのですが、2年前ということは長尾彩子さんがコバルト・オレンジ文庫でパワハラを受けていた時期と一致しますよね。
ということは、編集長の手賀さんも編集者のパワハラを知っていたという可能性もありそうです。
もし、長尾彩子さんへの日常的な暴言を見て見ぬふりをしていたとしたら、編集長にも何かしらの責任はあるのではないかと思ってしまいます。
長尾彩子さんを自殺に追い込んだ暴言の内容やファンの証言を調査
長尾彩子さんは担当編集者からの日常的な暴言が原因でPTSDを発症し、治療の甲斐なく自死しまいました。
長尾さんが死を選ぶほどのひどい暴言とはどのような内容だったのでしょうか。
また故人が全ての著書の電子配信の停止を希望した理由ですが、担当編集の方に22歳から(上記の1年を除く)8年間にわたって繰り返し(妻の)作品が無価値であると言われ続けてきたことから、自分の作品には価値がないのに読者にお金を払わせてしまうのは申し訳なく、また、恥ずかしいからということでした。
— 長尾彩子『千早あやかし派遣会社』等 (@NagaoAyako) November 8, 2023
長尾さんのご遺族によると、長尾彩子さんは担当の編集者から
だと言われ続けていたそうです。
担当の編集者から暴言を吐かれ続けてPTSDを発症してしまったという長尾彩子さん。
PTSDはどんな理由で発症するのか気になったので調べてみたのですが、一般的にPTSDの原因には次のようなものがあると言われています。
- 恐怖
- 無力感
- 戦慄の感情を引き起こす出来事
PTSDはトラウマになるような圧倒的な出来事を経験した後に始まると言われていますので、長尾彩子さんは担当編集者からかなりひどいパワハラを受けていたと想像されます。
長尾彩子さんが日常的に受けていた暴言がPTSDの原因となるかどうかについては、明確な結論が出ていませんが、度重なる暴言が長尾彩子さんを精神的に追い詰めていった理由のひとつであるのは間違いなさそうですね。
長尾彩子さんのように、毎日毎日繰り返し自分の作品が「無価値」だと言われ続けてしまったら、「自分には何も価値がない。何をしても無駄だ」と思い込んでしまうのも当然です。
パワハラ編集者が現在も在籍しているというコバルト・オレンジ文庫について、ファンも作家へのパワハラに気付いていたみたいです。
↓長尾彩子先生のご冥福をお祈りいたします。
— 馬鹿野くろ💉×7 (@vacakuro) November 8, 2023
コバルト文庫って売れまくってたときから読者の私ですら作家にパワハラしてた気配を感じてたのが後に複数の小説家自身のインタビューで確定してるけど、オレンジ文庫になっても体質は変わらなかったってことですか。
編集者の作家へのパワハラの気配を感じていたという投稿。なんでも、小説家自身のインタビュー記事で気付いたんだそうです。
どんな記事だったのか気になったので調べてみたのですが、残念ながら該当する記事を見つけることはできませんでした。
でも、パワハラがファンにも気づかれてしまうって余程ですよね。
噂によると、コバルト・オレンジ文庫の集英社には最低でも3人のパワハラ編集者がいるんだとか…
3人と言うのは下記3名
— yufuko (@yufukoY) November 9, 2023
月刊マーガレット副編集長 治部(担当J)氏の発言「編集者が言った通りに直しただけのネームを漫画家から貰うとガッカリする」に寄せられたプロ作家の反応 https://t.co/x2r7O1lruz #Togetter @togetter_jpより
もしかしたら、パワハラの犠牲になっている作家さんは長尾彩子さん一人ではないのかもしれません。
まとめ
今回は、作家・長尾彩子さんにパワハラをしていた担当編集者の名前や、自殺に追いつめた暴言の内容などについてまとめました。
長尾彩子さんにパワハラをしていた編集者は、おそらく現在もコバルト・オレンジ文庫に在籍しており、編集者の上司に当たる人物もパワハラを黙認していた可能性があります。